WEB予約
お知らせ
診療内容
アクセス

顔面神経麻痺

顔面神経麻痺

顔面神経麻痺は、顔の筋肉を動かす神経(顔面神経)に障害が起き、顔の片側が動かしにくくなる病気です。「朝起きたら眉やまぶたが動かない」、「口から水がこぼれる」といった症状が代表的です。原因としては、ウイルス(単純ヘルペスウイルス、水痘・帯状疱疹ウイルス)の関与によるものが多く、難聴や耳周囲の帯状疱疹を合併することもあります。

年間およそ10万人あたり50人程度が発症し、適切な治療で約8割の方はほぼ後遺症なく回復します。診断には、顔の動きの評価や聴力の確認、顔面神経の反射の検査などを行います。万が一脳の病気や腫瘍を疑った場合は、対応可能な施設へご紹介します。早期に診断し、適切な治療を始めることが最も大切なポイントとされています。

治療

ウイルスの関与が疑われる場合にはステロイド薬や抗ウイルス薬を使用するのが一般的です。発症からできるだけ早く治療を開始することで、回復する可能性が高まります。基本は外来で内服治療を行いますが、重症の方や糖尿病など持病のある方は、安全に十分量のステロイドを投与するため、入院が必要となることがあります。

後遺症を予防するためにはリハビリを行うことも重要です。動いていない筋肉をほぐすマッサージや、温める治療、また顔の運動訓練の指導など専門的にサポートしていきます。症状の改善にはある程度の時間がかかることもあるため、焦らずじっくりと治療に取り組むことが大切です。

PAGE TOP