外耳炎
外耳炎は、耳の穴から鼓膜までの皮膚に炎症が起こる病気で、耳掃除のしすぎや痒くて触ってしまうのがきっかけで起こることが多いです。細菌や真菌(カビ)などが関与することもあり、耳のかゆみや痛み、耳だれ、耳がふさがった感じなどの症状が現れます。
症状が強い場合には、夜も眠れないほど痛んだり、耳に触れるだけで痛みを感じることもあります。診断には耳の中を内視鏡で観察し、炎症の程度や耳だれの有無、鼓膜の状態などを確認します。炎症が進行すると鼓膜が見えないほど腫れることもあり、早めの受診が大切です。
治療

耳だれを掃除して薬剤の塗布などの処置を行います。お家では軟膏や点耳薬を行っていただきます。不用意に耳をいじらないようにすることがとても大切です。

真菌が原因の場合は、真菌塊を丁寧に取り除いて薬を塗る必要があるため、こまめに通院いただくこともあります。痛みや腫れが強い場合は抗生物質や鎮痛薬の内服を行います。