咽喉頭異常感症
のどに何かつかえている、締めつけられる感じがするなどの症状があるにもかかわらず、検査では異常が見つからない場合、「咽喉頭異常感症」と呼ばれます。胃酸の逆流、ストレスなどが原因のことが多く、他には痰のこびりつきやアレルギーによる過敏などが影響していることがあります。
まずは内視鏡でのどの腫れ、できものなどの異常がないかを確認し、必要に応じて甲状腺や食道の病気の可能性も検討します。重い病気が隠れていることはまれですが、症状が続くと不安になるものです。気になる場合は一度ご相談ください。
治療

胃酸の逆流が疑われる場合は、胃酸の分泌を抑える薬を試していただきます。ストレスや自律神経の乱れが関係していると考えられる場合には、体質や症状に合わせて漢方薬を処方することもあります。

腫瘍などの怖い病気ではないかと心配することで、症状をよりつらく感じることもあります。しっかりと診察を行い、不安を取り除くことも治療の一環です。気になる症状が続くときは、無理をせずお気軽にご相談ください。