味覚障害
味覚障害は、食べ物の味がわかりにくくなる、違う味に感じるといった症状で、日常生活に大きく影響します。亜鉛不足や薬の副作用、口腔の乾燥、ウイルス感染、加齢、ストレスなどさまざまな要因が関与します。
風味の感覚は嗅覚と密接に関係しており、嗅覚障害と併発することもあります。舌・神経・脳など考えられる原因の部位や背景は多岐にわたります。気になる場合は一度ご相談ください。
治療

味覚障害の治療では、まず血液検査で亜鉛などの栄養状態を確認し、不足があれば亜鉛製剤やビタミン剤を用います。唾液の分泌が少ない場合には唾液分泌促進薬を使うこともあります。

当院では、症状や体質に応じて漢方薬を併用することもあります。加齢やストレス、心因的要因が関係することもあり、治療には数か月単位の継続が必要な場合もあります。根気よく治療を続けていくことが大切です。